僕が「近所の税理士」になることをやめた理由

歯が痛くなれば、Googleで「横浜 歯医者」と検索する。
髪を切りたくなれば、「横浜 美容院」と検索する。

こんにちは、税理士の吉澤徳信です。
僕も、独立前はそれが当たり前だと思っていました。
税理士も、いざという時に駆けつけられる近所の人であるべきだと。

しかし、もしあなたが今も、その常識でビジネスのパートナーを探しているとしたら…。
その常識のせいで、あなたの会社は最高のパートナーと出会う機会を、永遠に失っているかもしれません。

今回は、僕がなぜその考えを捨てたのか、その理由をお話しします。

目次

結論:僕の仕事は、あなたの「身体」ではなく「経営」を診ることだから

なぜ、歯医者や美容院は「近さ」が重要で、税理士はそうではないのか。
僕がたどり着いた結論は、サービスを提供する対象が根本的に違う、というシンプルな事実です。

▼歯医者や美容院は、あなたの「身体(ハードウェア)」を診る仕事
彼らの仕事の対象は、あなたの物理的な身体です。
歯をオンラインで治療したり、髪をリモートでカットしたりすることは、絶対に不可能です。
サービスを受けるには、あなたの身体がその場所に存在しなければならない。
だから「近さ」が最重要になるのは当然です。

▼じゃあ、僕の仕事は? あなたの「経営(ソフトウェア)」を診ることです。
一方で僕が向き合うのは、あなたの身体ではありません。
僕が向き合うのは、クラウド会計上の数字、チャットでの議論、Web会議で共有される事業計画。
これらはすべて、物理的な場所を持たない、あなたの会社の「ソフトウェア」です。

最高のソフトウェア・パートナーは、隣町にいるとは限らない

最高のアンチウイルスソフトを選ぶとき、「自宅から一番近い会社が作ったもの」を選びますか?
きっと、世界中で最も評価が高く、自分の環境に最適なものを選ぶはずです。

税理士も同じです。
「近所で一番親切な税理士」が、「日本で一番あなたのビジネスモデルを理解してくれる税理士」であるとは限りません。むしろ、その確率は低いでしょう。

あなたの会社の独自の「ソフトウェア」を深く理解し、共に悩み、未来を設計してくれるパートナー。
その人は隣町かもしれないし、沖縄や北海道にいるかもしれない。
クラウド時代において、その距離は「ゼロ」なのです。

まとめ:「近さ」という呪縛から、あなたの会社を解放しませんか?

もし、あなたが今も「税理士は近所の人でないと不安だ」と感じているなら、
それは過去の常識に縛られている証拠かもしれません。

本当に重要なのは物理的な距離ではなく、
あなたのビジネスの未来を、どれだけ深く、同じ目線で考えてくれるか——その心理的な距離です。

最高のソフトウェア・パートナーは、日本中のどこかであなたを待っています。
「場所」という検索窓を外し、本当にフィットする専門家を探す新しい旅を始めませんか?

そして、もしその旅の途中で、僕のブログに辿り着いたのなら。
それも、何かのご縁かもしれませんね。

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この記事を書いた人

吉澤 徳信のアバター 吉澤 徳信 税理士

30代のクラウド専門税理士。
経営者の時間を創り出すための業務効率化、税金のTIPSを発信。
趣味はゲームと漫画で、ブログでは『逆転裁判』から
税務調査を解説したりしています。
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