僕はこれまでのブログで、何度もこう伝えてきました。
「税理士選びは、もう場所で選ぶ時代じゃない」と。
クラウドツールを使えば、日本全国どこにいても最高のサービスを届けられる。
だから日々のやり取りは、オンラインが最も効率的。
このスタンスは今も変わりません。
それなのに、僕には一つだけ譲れないルールがあります。
「一度は必ず直接お会いしたい」ということです。
「え、矛盾してない?」
そう思われたかもしれません。
でも、実はこれが僕の仕事における一番大事な哲学なのです。
僕の仕事は「ソフトウェア」の専門家である、という前提
税理士の仕事は、あなたの会社のオフィスや倉庫といった「ハードウェア」ではなく、
「ソフトウェア(経営・データ・戦略)」を扱うものです。
だからこそ日々の業務はオンラインで十分。
しかし、「一度」だけは対面をお願いしています。
その理由は、僕が大切にしている 「信頼の初期設定(Initial Sync)」 にあります。
信頼の初期設定(Initial Sync)が必要な理由
1️⃣ 最後の1%の信頼を埋める
オンラインで不安や疑問のほとんどは解消できます。
でも、人間関係にはどうしても埋まらない「最後の1%」があります。
顔を合わせ、同じ空気を吸うことでしか得られない理屈を超えた信頼感です。
2️⃣ 非言語のデータを得る
チャットやメールでは伝わらない情報があります。
経営者の「熱意」「声のトーン」「目の輝き」。
これは決算書の数字と同じくらい大切なデータであり、最高の提案をするために欠かせません。
3️⃣ 共通のセーブポイントを作る
一度対面で築いた空気感は、その後のオンラインの基盤になります。
このセーブポイントがあることで、やり取りは驚くほどスムーズに、深みを増していきます。
僕にとって一度の対面は「最高の初期投資」
一度直接会うことは、その後のやり取りの質を最大化するための、
最も費用対効果の高い投資だと僕は考えています。
まとめ:効率性と信頼性の両立へ
僕が目指しているのは、ドライで無機質な効率だけの関係ではありません。
最新のテクノロジーがもたらす効率性と、人間同士の信頼関係。
この両方を両立させることです。