命を懸けて「常識」を疑った人たちがいました。
それが、漫画『チ。−地球の運動について−』に描かれる人々です。
当時“絶対に正しい”とされた天動説に抗い、地動説を証明しようとしました。
その姿は、僕たちが会社や業界で直面する「疑うことすら許されない常識」と重なります。
こんにちは、税理士の吉澤徳信です。
今回はこの物語から、僕たちが無意識に囚われている「天動説」を壊し、新しい価値を生み出すための情熱についてお話しします。
僕が壊してきた、4つの「天動説」
1. 安定の幻想 → 自由への覚悟
「組織に属さなければ仕事は成り立たない」という常識。
僕は雇われない生き方を選び、自分の軸で仕事をしています。
2. 複雑の呪縛 → シンプルな未来
「手作業や複雑なプロセスは仕方ない」という常識。
ITと自動化で、未来の時間を生み出します。
3. 自力の限界 → AIとの共闘
「新しいITやAIを使うのは卑怯だ」という常識。
僕は、AIは思考を加速させる最高の武器だと考えています。
4. 大変の常識 → 楽しい真実
「ゼロからつくるのは大変だ」という常識。
僕は「ゼロからつくるのが楽しい」と感じ、それを支援することこそ独立の醍醐味だと信じています。
あなたの会社の「天動説」、その正体とは?
もし、以下のチェックリストに一つでも当てはまるなら、それは成長を妨げる“天動説”かもしれません。
- 営業は根性と足で稼ぐもの
- 社員は出社しなければならない
- 請求書は紙で送るもの
- 会議は対面でなければならない
- 顧客管理は担当者の頭の中だけ(その担当者が休んだら、会社は止まりませんか?)
挑戦者の宿命:信念と疑念のはざまで
この物語が素晴らしいのは、登場人物たちが、ただの狂信者ではないことです。
彼らは知的好奇心という純粋な「信念」に突き動かされる一方、常に「疑念」に苛まれます。
「本当に、自分は正しいのだろうか?」と。
この「信念」と「疑念」の激しい揺らぎこそ、新しい常識を作ろうとする全ての挑戦者が、必ず経験する「孤独な戦い」の正体です。
起業したら、毎日がこの「疑念」と「信念」の戦いです。
僕自身、「クラウド専門で、電話もFAXもやらない。そんな税理士が、本当に受け入れられるのか?」と、今でも自問自答を繰り返しています。
「観測(データ)」という名の望遠鏡を覗け
では、どうすれば、この終わりのない戦いに打ち勝てるのか。
物語の登場人物たちが信じたのは、ただ一つ。
客観的な「観測」と、そこから得られる「データ」でした。
それこそが、真実を映し出す、唯一の「望遠鏡」だったのです。
経営も同じです。
日々の経理で日々蓄積される、客観的な「会計データ」という望遠鏡を覗き込み、分析する。
そのデータだけが、あなたの「疑念」の嵐を鎮め、「このやり方で正しい」という、揺るぎない「確信」を与えてくれるのです。
まとめ:僕たちは、同じ時代の「異端者」かもしれない
『チ。』の登場人物たちは、当時の社会から見れば「異端者」でした。
しかし、彼らが証明した「地動説」は、今や僕たちの常識です。
もし、あなたが今、自らの業界の「天動説」に疑問を抱き、孤独な戦いを続けているのなら。
クラウドに特化した税理士として、僕があなたの挑戦を「会計データ」という客観的な観測結果で証明し、その「信念」を支えます。
まずは、あなたの会社の“天動説”を一つだけ教えてください。
これまで“天動説”に費やしてきた時間とコストを、新しい価値づくりに振り向けられるようになります。
最初の作戦会議では、あなたの“天動説”を洗い出し、クラウド会計の導入可能性と効果予測までお伝えします。
今日が、あなたの会社の“地動説”元年になるかもしれません。