税理士がNotebookLMを使う理由

NotebookLMで過去の自分が間違えた論点を確認したら結構使えるなと思いました。

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昔の間違い

数年前、AIが浸透する前の話ですが。
株をかなり頻繁に売買している士業法人の顧問を担当していました。
その時は、短期で売ったり買ったりしてるから売買目的有価証券だろうな、と思い処理をしました。
その後、上司の確認があり間違えていることに気づきました。

短期売買をしていれば売買目的有価証券になる、わけではありません。
トレーディング業務を行う「独立した専門部署」があることが前提です。

税理士試験の勉強をしていたとき、嫌になるほど条文を暗記していた論点でした。
なのに、実務で処理をするとき「売買目的有価証券の意義を確認する」という思考が完全に抜けていました。

e-Gov APIとスクレイピングで税法と通達をNotebookLMに入れた

税理士の仕事は、ひとつの論点に複数の資料が絡みます。

Pythonでe-Gov APIを使って税法を取得し、国税庁の通達ページはスクレイピングで取得して、主要な税法や通達をまとめています。
それをNotebookLMに入れました。

なお、スクレイピングはサイトによって禁止されていることもあるので、念のため国税庁サイトのrobots.txtも確認しました。
私が確認した範囲では、自動取得を禁止する記載はありませんでした。

NotebookLMのいいところは、自分で入れた資料だけをもとに答えるところです。
ネット上の情報を勝手に拾ってきません。

さらに、回答には必ず引用番号がつきます。
どの資料のどの箇所をもとに答えているか、すぐたどれます。

冒頭の売買目的有価証券の論点でも試してみたら、該当する箇所が引用付きで整理されて出てきました。
当時の自分がこれを使っていたらなと思いました。

下調べの精度は上がる

他のAIと同じで、質問の仕方によっては少しずれた返しが来ることもあります。
さらに、ある程度の専門知識がないと、期待した回答は出てきません。
また、必ず気になった箇所はe-Govや国税庁の公式サイトで原典を確認しています。

なので、NotebookLMはあくまでも下調べの精度を上げる道具として使うのがちょうどいいのかなと。
昔の自分が間違えた論点をあらためて確認してみて、下調べの方法が変わったなと思いました。

【余白ログ】
最近、業務中にYouTubeでNASAのアルテミス2のLIVE映像をずっと流してます。

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