仕事をやめたときのこと

これまでに、2回ほど「定職につかない時期」がありました。

1回目は税理士試験に専念したとき。
2回目は独立したときです。

今日はその2回の“無職期間”で感じた違いを書いてみます。

目次

1回目と2回目の違い

1回目は、税理士試験に専念していたとき。
完全に無職で、もちろん収入のあてなんてありません。

ただ、資格の予備校に通っていたので、毎日のスケジュールは決まってました。
言われたことをこなすだけ。
試験日は決まっている。

終わりが見えていた分、気持ちはまだ楽だった気がします。
やるべきことがハッキリしてたので、余計なことを考えなくて済んだというか。

……とはいえ、試験の1ヶ月前にはお腹がゆるくなって、
1日に何回もトイレに行ってましたけどね。
税理士試験に合格したときは嬉しかったというよりホッとしたほが大きかったです。

2回目の独立のときは、終わりがありませんでした。

何から手をつけていいかも分からず、誰も正解を教えてくれない。
Aも正解だし、Bも正解。

そんな摩訶不思議な世界に放り込まれたような感覚でした。

やってもやっても終わりが見えないし、
方向が合ってるのかも分からない。

正直、虚無感みたいなものがありました。

貯金してからやめる、という共通点

どちらのときも共通していたのは、
「数年間は収入がなくても生きていける貯金をしてからやめた」こと。

ここだけは、自分の中での最低ラインでした。

僕は豆腐メンタルなので、もし貯金もない状態でやめていたら……
たぶん今ここにいないと思います。

仕事をやめるタイミングって、人それぞれ。
でも、「心の余裕」はお金で買える部分もあるんですよね。

貯金がないなら、融資を受けよう

もし貯金がない状態で独立を考えているなら、
融資を受けるのも全然アリです。

借金=悪って思う人も多いけど、
独立初期の融資は「時間を買う手段」みたいなもの。

焦って動くと、やらなくていい仕事まで引き受けてしまう。
結果的に、自分の軸がブレるんですよね。

かくいう僕も、日本政策金融公庫で融資を受けました。

勤務時代に融資の相談に乗ることはあっても、
自分が借りる立場になるのは初めて。

融資担当者とのやり取りも含めて、すべてが新鮮でした。

正直、少額でしたが「借りる」という経験そのものが大きかったです。
融資って、お金をもらうことではなくて、
「自分の計画に他人がOKを出してくれた」確認でもあるんですよね。

お金って、いわばゲームで言うHPみたいなものです。

ゼロになるとゲームオーバー。
でもHPがあれば、多少のダメージを受けても立て直せる。

独立に迷っているなら融資も検討してみてはいかがでしょか。

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この記事を書いた人

吉澤 徳信のアバター 吉澤 徳信 税理士

30代のクラウド特化税理士。
経営者の時間を創り出すための業務効率化、税金のTIPSを発信。
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