起業したら必ず用意しておきたいのが「事業用口座」。
どこで作るか迷う方も多いと思いますが、結論から言うと おすすめはGMOあおぞらネット銀行 です。
理由はシンプル。
国税・社会保険料・国民年金まで自動引落に対応していて、日本政策金融公庫の返済口座にもできる。
さらにクラウド会計との連携や安い振込手数料まで揃っているからです。
事業用口座を分けるメリット
プライベートと事業のお金を一緒にしてしまうと、経理のときに「あれ、これは仕事?生活費?」と毎回悩むことになります。
税理士にお願いするときも、税務調査のときも、プライベートの支出まで見られるのは正直イヤですよね。
だからこそ、事業用口座は必須です。
ネット銀行なら手数料も安く、会計ソフトとの連携もできて便利。
わざわざ店舗に行く必要もありません。
候補になるのはこの3つ
事業で使うネット銀行を選ぶなら、候補になるのはこの3つです。
- GMOあおぞらネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
それぞれ特徴があるので、ざっくり比較してみました。
3つの銀行を比較してみた
| 項目 | GMOあおぞらネット銀行 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 |
|---|---|---|---|
| 国税の自動口座振替 | ◎ 対応あり | ◎ 対応あり | △ ダイレクト方式で対応 |
| 社会保険料の自動口座振替 | ◎ 対応あり | × 未対応(ペイジー納付のみ) | △ 一部対応(ダイレクト方式)※厚生年金などは未対応 |
| 国民年金の自動口座振替 | ◎ 対応あり | × 未対応(ペイジー納付のみ) | × 未対応(ペイジー納付のみ) |
| 日本政策金融公庫 返済口座 | ◎ 指定可能 | ◎ 指定可能 | ◎ 指定可能 |
| クラウド会計ソフト連携 | ◎ API連携 | ◎ API連携 | ◎ API連携 |
| 振込手数料(同行宛) | ◎ 無料 | △ 52円 | ◎ 無料 |
| 振込手数料(他行宛) | ○ 143円(割引あり/創業優遇で無料枠あり) | △ 3万円未満150円/3万円以上229円 | ○ 145円(一律/優遇で130円まで下がる) |
| ポイント制度 | GMOポイント or Ponta(振込1件=1Pなど) | 楽天ポイント(口座振替1件=最大3Pなど) | スマプロポイント(現金化可、デビット還元あり) |
どう選ぶ?
見てみると、やっぱりGMOあおぞらが頭ひとつ出てるなぁという印象です。
国税・社会保険料・国民年金まで自動引落に対応しているのは、ネット銀行の中ではここだけ。
さらに日本政策金融公庫の返済もOKなので、創業時に融資を受ける人には安心です。
楽天銀行は「国税だけ対応」。楽天経済圏をフル活用している人なら相性がいいでしょう。
住信SBIネット銀行は、最近「ダイレクト方式」で国税などに対応しました。
まだ一部限定ですが、手数料体系が分かりやすく、スマプロポイントも現金化できるので、バランス型といった感じです。
僕の体験談
独立したときに最初に作ったのはGMOあおぞらネット銀行でした。
理由はシンプルで、国税・社会保険料・国民年金まで自動引落に対応しているから。
さらに日本政策金融公庫の返済も口座振替できるので、事業に必要な機能が揃っているんです。
一方で、楽天銀行はプライベート用にしています。
楽天ポイントが貯まるので、日常の支払いには便利なんですよね。
ネットショッピングや公共料金の引落も楽天にまとめると効率がいいです。
結果的に「プライベート=楽天」「事業用=GMO」という分け方に落ち着きました。
この方が管理もしやすいし、無駄に悩まずに済むのでおすすめです。
まとめ
- 事業専用なら → GMOあおぞら
- 楽天経済圏なら → 楽天銀行
- バランス重視なら → 住信SBIネット銀行
最初の口座選びって地味なんですけど、あとから地味に効いてくるんですよね。
特に税金や社会保険料の引落は「対応しているかどうか」で手間が大きく変わるので、ここを基準に選ぶのがおすすめです。
