一回はお会いしたい理由
昔は、税理士って近くの人から選ぶのが当たり前でした。
すぐ会える距離にいることが大事だったんです。
でも今は違います。クラウドやオンラインがあれば、日本中どこにいてもやり取りはできます。
実際、僕も全国のお客様と仕事をしていますし、移動に時間をかけなくても困ることはほとんどありません。
やり取りのスピードも早いですし、効率もいい。
このスタンスは今も変わりません。
ただ、ひとつだけ大事にしていることがあります。
それは、どこかのタイミングで 一回はお会いしたい ということです。
画面では伝わらないもの
仕事の大部分はオンラインで片付きます。
資料も送れますし、数字の確認もできる。会計ソフトもクラウドで共有できます。
でも、それだけでは埋まらない部分があるんですよね。
表情や声のトーン。
ちょっとした間合い。
そういう「空気感」って、画面越しでは拾いきれません。
一度だけでも顔を合わせておくと、「こういう人なんだな」と分かる。
その感覚があると、その後のやり取りがずっとスムーズになるんです。
効率と信頼のバランス
効率だけを考えれば、全部オンラインで完結するのがベストかもしれません。
でも、信頼って効率だけでは生まれないんですよね。
だから僕にとって「一度会うこと」は、効率を捨てるのではなく、安心感を足すための工夫です。
一回お会いしておけば、その後はオンラインでも安心してやり取りできる。
最初に少しだけ時間をもらうことで、その後がぐっと楽になる。
誤解も減りますし、相談もしやすくなります。
一度顔を合わせておくと、その後の関係が少し変わるんですよね。
効率も大事にしつつ、安心もちゃんと持っていたい。
だから僕は「一回はお会いしたい」と思っています。
